今回は賃貸アパートの一室で死後1ヶ月程経過した孤独死現場の特殊清掃を行いました。 孤独死というと高齢者をイメージしがちですが、今回は若い男性でした。 故人様は親族との連絡も拒絶していたそうで何年も顔を合わせていなかったそうです。 そのためか発見される日数が長くなってしまったとのこと。 ご依頼者様は亡くなられた方の弟様で特殊清掃と遺品整理をした後、大家さん指定のリフォーム会社に引き渡しとなります。 弊社の作業内容は ●遺品整理 ●汚染箇所の洗浄 ●フローリング、壁紙剥がし ●消臭 ●ハウスクリーニング 故人様は身体に障害を抱えており、ベット付近で生活していた様子が伺えました。 間取りは1Kで室内空間も狭く、物量は少ない方でしたがプチゴミ屋敷となっています。 室内全体がカビだらけでトイレ、風呂までも真っ黒な状態です。 風呂場で洗濯をしていた形跡がありましたが、水分を含んだ状態で部屋干しをしていたのと部屋の換気が十分ではなかったのが原因でカビが広がったのかと思います。 部屋全体にアンモニア臭と腐敗臭が合わさった特殊清掃現場独特の臭いが広がっています。 まずは亡くなられた箇所の床洗浄を行ってから遺品整理も同時に進めていきます。 遺品整理は物量も少なく、半日もかからずに完了。 終わったらクロスとフローリング剥がしを行います。 フローリングは長年の汚れと染みが全体に広がっており、亡くなられた箇所は強い臭気を発しています。 体液で汚染された箇所は後日臭いの原因とならないよう基本は解体を行います。 フローリングは貼り替えするため、全撤去をいたしました。 クロス剥がしが終わったら室内全体を徹底清掃です。 カビ汚れを除去するのに苦労しました。 汚れにも臭気を含んでいるため、入念に汚れを除去していきます。 その後、壁や天井に除菌剤と消臭剤を噴霧を繰り返した後、オゾン脱臭で仕上げて作業が終了しました。 ご依頼者様が気にしていた臭いは大家さんも確認してもらいましたが「不快な臭いはしなくなった」と弟様も安心されていたようでした。 今回の現場は消臭まで弊社で行い、リフォーム会社に引き継ぎました。 今後も賃貸物件として入居者を募集できるようになり少しでもお役に立てて嬉しい限りです。