隣にお住まいの大家さんからのご依頼です。
賃貸アパート2階のトイレで床に倒れた状態で亡くなっていたようです。
死後は1ヶ月程経過していたそうで階下のトイレの天井や壁にも血液や流れ出し、ウジ虫が大量発生した状態で発見され下の住人のためにも早急に対応しなければいけない現場でした。
大家さんの希望は亡くなられた2階は今後賃貸しないため、近所に臭いや害虫が発生しないように最低限の処置。
1階は汚染されている壁や天井の原状回復、消臭の作業を行うことになりました。
真夏だったせいもあり腐敗臭が強く、またトイレだけではなく室内全体にも臭いが漂い、ウジ虫が大量発生しています。
まずは2階の害虫駆除を行い、ウジ虫の発生を徹底的に処理します。
巾木や壁に隙間にウジ虫が入り込んでます。
僅かな隙間にも発生しているため、しっかり処理します。
便器周りには多量の体液・血液が付着しています。
洗浄剤を吹きかけて、スクレーパーですくってを繰り返し、体液を処理します。
床に敷いてあるクッションフロアは体液を吸い込んでいるため、剥がして処分。
便器の隙間からも体液が漏れていて、床板まで染み込んでいましたね。
狭い空間で孤独死が起きて長期間発見されなかったら、行き場をなくした体液が溜まってしまい便器の隙間や巾木などから壁をつたい階下まで浸透してしまいます。
大家さんに許可を頂き、便器を取り外し、床板も剥がして新しい床板を貼り替えを行いました。
床下(1階天井)の柱や断熱材にも体液が浸透しておりました。
それらは洗浄剤と薬剤で徹底的に洗浄しました。
同時に1階トイレの作業を進めます。
体液が付着している天井、壁は原状回復工事を行い無事綺麗になりました。
また、若干臭いが発生していましたので、原状回復工事前に消臭剤噴霧とオゾン脱臭を施工を行いました。
原状回復工事を行い、元通りとまではいきませんが貸す予定もないためこれで良いでしょう。
近隣に臭いや害虫で迷惑をかけることもありません。
大家さんからは「急な依頼にも対応してくれてとても助かりました」と嬉しいお言葉をいただきました。