妹様からホームページにてお問合せ。
兄が相続した実家で孤独死が発生し、猫の多頭飼育崩壊となっておりゴミ屋敷化してしまっている。
お兄様とは疎遠だったそうでまさか実家が猫屋敷になっているとは知らなく、お兄様の訃報を聞いて久しぶりに実家に伺った時に発覚しました。
近所の方から聞いた話だと4年程前から猫の行き来が多くなったそうです。
室内は猫の糞だらけで糞尿の臭いが充満していて、猫はパッと見数十匹住んでいる状態でした。
最初は数匹飼い始めた猫だったのですが、避妊手術を行わずどんどん増えていったそうです。
猫の繁殖力にはびっくりさせられます。
今後、実家に住む予定もないため室内の家財品を処分して最終的には解体したい内容の依頼です。
猫たちは戸建て室内を好きな所に出入りできる状態になっており、排泄も好きな場所で行っていました。
それに加えて各部屋は生活ゴミが多く、物が散乱していてゴミ屋敷化してしまっている状態です。
室内は全ての部屋が猫部屋と化しており、壁や床、建具など糞尿で汚染され、今後住める状態ではありませんでした。
片付ける前にまずは猫の引き取り先を探さなければいけません。
ご依頼者様から「猫の引き取り先を探してほしい」と相談を受け、弊社がお付き合いしている動物愛護団体に引き取っていただくようにお願いしました。
作業に入る前に動物愛護団体の方たちで猫の捕獲と保護をしていただきました。
なんと全部で44匹いたそうです。
現在、妊娠しているであろう猫も引き取ってくれました。
これらの猫たちは保護され、譲渡会で飼い主の募集を募るそうで一安心しました。
長年放置された糞はカチカチに固まっているため、スコップを使用してすくってはゴミ袋につめて2人3脚で進めていきます。
同時に遺品整理も進めます。
ゴミ屋敷化された室内はかなりの家財量があり、糞尿が混じった家財を搬出するのは通常の片付けより労力を要します。
作業を進めてると悲しいことにベットの下でゴミに埋もれた状態で白骨化された猫の死骸が発見されました。
今回は解体案件のため、清掃や消臭は行わず糞尿の撤去と遺品整理の作業でした。
今後、住み続ける場合は清掃や消臭、リフォームまで行うことも可能です。
お客様の要望に沿ってご提案させていただきます。
高齢者が急に亡くなったり入院してしまった場合に室内にペットが残されてしまい、多頭飼育現場が発覚することは珍しくありません。
当初は数匹飼っていたのが、避妊去勢を行わないと数年で繁殖してしまうので油断できません。
今回は動物愛護団体にご協力いただけたのでスムーズに作業を進めることができました。
函館市内や渡島・檜山地域でペット部屋でお困りの方は気軽にご相談ください。