孤独死と汚部屋、ゴミ屋敷は実は密接な関係です。 様々な理由はありますが、セルフネグレクトとなってしまい部屋を片付けることが困難になり、結果ゴミ屋敷化した中で生活を送ることになります。 そのような場合、自宅で体調を崩したら誰にも気づかれず孤独死に至るケースが多くみられます。 今回亡くなられた方は近所付き合いほとんどなく、親族も近くにお住まいではなかったそうです。 また、持病を抱えていたらしく自宅のベットで体調を崩しゴミの中に倒れこみそのまま亡くなってしまったようでした。 死後4カ月程経過して発見された室内には大量のハエの死骸、雑誌、ペットボトル。 体液がフローリングにまで染み込んでいる状態でした。 今回のご依頼者は大家さん。 相続人がいないため、大家さん負担になってしまいます。 亡くなられた方の親の時代から住んでいたそうで30年以上は住んでいた借家になります。 建物も傷んでいてもう貸し出すこともないから今後は解体することにしたそうです。 そのため、室内の残置物撤去と亡くなられた箇所の処理を行うことになりました。 建物は解体するため今回は消臭作業はなく、必要最低限の作業となる汚染箇所の洗浄と除菌を提案させていただきました。 特殊清掃が必要な部分は2階の寝室のみだったため、フローリングに付着した血液、体液の処理した後に除菌剤を噴霧して簡易消臭。臭気の軽減を行いました。 その後、遺品整理を進めて室内にある物を全て処分。 重要書類や印鑑、通帳、小銭、写真などは大家さんに引き渡しさせていただき、無事作業が完了しました。 今回は建物の老朽化により建物を解体することでしたので必要最低限の作業を行いました。 ご予算や今後の物件の状況により臨機応変に対応させていただきます。