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家財整理事業には一般廃棄物収集運搬の資格が必要?

こんにちは。ライフケアコーポレーションの佐伯です。
北海道で記録的な大雪が降ってから関東の方でも大雪警報が出ていましたね。
東京の方では出勤自粛要請のようなものがでていたようですが、道内ではそういったものがなかったように思います。
北海道もこれだけ雪が降ってJRが止まったりしていたので大雪の時くらいは休日要請みたいなものがあってもいいのではないかなと思いました。

久しぶりの話題かもしれませんが、「遺品整理」や「生前整理」「特殊清掃」など様々な家財整理に関係するお話で資格についてです。
業務としてお客様のお宅からお荷物を処分する時には「一般廃棄物収集運搬」という資格が必要になります。これと似たもので「産業廃棄物収集運搬」があります。「産業廃棄物収集運搬」とは一言でいうと「事業活動に伴って排出された廃棄物(20種)」です。
今回重要なのは「一般廃棄物収集運搬」ですのでこちらのお話をしたいと思います。
一般廃棄物とは「産業廃棄物以外の廃棄物」という風に定義づけされています。
簡単に言うと毎日ゴミステーションに出すようなゴミや、大型家具などのことですね。
札幌でもたまに住宅街を軽トラックなどで不用品回収業者が走っていますがこれらは違法行為になります。(例外もあるので後ほどお話します)
札幌では「一般廃棄物収集運搬」の新規取得は不可能な状態にあります。
では、どうやって遺品整理や特殊清掃などで出る家財を処分するのか?

答えは「一般廃棄物収集運搬の資格を持っている業者に処分を委託する」です。

自分たちでは処分場まで運搬することはできませんので、地域ごとにいる「一般廃棄物収集運搬業者」に委託することになります。札幌市では「環境事業公社」というところに委託するのが一般的なものになります。
具体的な作業の流れとしては
① お見積り
② ご発注
③ 環境事業公社へ連絡をして収集日の調整
④ 当日作業(当日回収)
というような流れになります。
正規の流れだと即日対応は困難になります。収集は環境事業公社の日程に左右される部分もありますので1週間前に連絡をしても日程を取ることが難しい場合もあります。ですのでご依頼される場合は日程に余裕をもってご連絡頂く必要がございます。(こちらもご希望のお日にちに沿って予定を組む努力はしています)
一般廃棄物の中でも例外があるというお話をしましたが、これらにあたるものが「専ら物(もっぱらぶつ)」と呼ばれるものです。
専ら物とは「古紙、くず鉄、あきビン類、古繊維」とあります。再利用可能な雑誌や、古着、ペットボトルなどを指すことになります。
これらに関しては「産業廃棄物収集運搬」「一般廃棄物収集運搬」の資格を要していなくても回収可能なものになります。

不用品回収業者の中には「古物商」の資格を使い、不用品を買取品目扱いにして運搬を行い、自社のゴミとして処分する業者もいます。(実際に私の前職の職場ではそのようなやり方で行っていました)
いまだに他社のホームページでも「トラック積み放題〇〇円」という文言を見かけます。
安さや即日対応などメリットがたくさんあるように見えますが、不法行為への加担にもなりますし、適切に処分されていない最悪の場合はその辺の山道などに捨てられている可能性もあります。万が一発見されてお客様の情報があった場合警察から連絡がいく場合などもありますので都合のいい話に乗らず違法業者の見極めはしっかりと行ってほしいと思います。

当社含め法令順守をしっかりと行っている業者も多数いますが、その反対に違法な行為を行う業者が多数いるのも事実です。
業界の健全化と価格の適正化なども含めてご依頼されるお客様にも違法業者へは依頼をしないようにして頂きたいです!!

新型コロナウイルス消毒作業、遺品整理、生前整理、ゴミ屋敷片づけ、特殊清掃、ペット臭の消臭、その他幅広く作業を行っております。
札幌市内はもちろん帯広市、函館市にも支店があり道内全域対応しています。
またお見積り無料で行っていますのでお気軽にご連絡ください!!