代表取締役
吉野 信一

皆さんは、近年の日本で年々増加している「孤独死」をご存知でしょうか?孤独死とは、一人暮らしの人が誰にも看取られることなく、住居内などで亡くなってしまうことです。

身内の孤独死を知ったご家族の悲しみは計りしれず、また孤独死は死後かなりの時間が経ってから発見されるケースが多いため、発見された近隣住民や住居の管理会社は臭気や住居内の状況にショックを受けてしまうことでしょう。

突然の出来事で「どうすれば良いか分からない…」という状態の中で、ご遺族に代わり作業する仕事が特殊清掃と遺品整理です。

弊社は特殊清掃と遺品整理をメインにサービスを提供しています。私たちがいただくご依頼のケースで多いのは、孤独死です。孤独死は発見が遅れてしまうことが多く、近隣住民の方が臭いで気づかれるという場合がほとんどです。

私たちが行う特殊清掃は、死後時間が経ちダメージを受けた部屋を特殊な機械や専門知識を用いて現状を回復するという仕事になります。また、亡くなられた方の遺品をご遺族に代わって整理する遺品整理も、特殊清掃と一緒にご依頼いただくことが多いです。

故人の住んでいた家や荷物を整理するのは想像以上に大変な作業です。孤独死の現場では、一般に取り扱っていない特殊な消臭・除菌の機材を使用する必要がある難しい状況になってしまっているケースもかなりあります。

また、私たちのお客様には突然の家族の死に直面してまだ心の整理がついていない方がたくさんいらっしゃいます。私たちはこのようなご遺族に代わり、故人が残したメッセージやご家族との思い出、人生で培ってきたものに寄り添いながら作業をすることを何よりも大切にしています。